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2012/02/16
21:12:44
「ウアアアアアアアッッ!!」
灼熱の物体を抱き苦痛に顔をゆがめるローズ。敵の突進の勢いは止まったが、発する熱はどんどん上昇していて身体中の水分が沸騰してしまいそうだ。
「グェッヘッヘ、おらおらっ!もっと頑張らねえと後ろの建物がペチャンコになっちまうぞ」
「アギイイイイッッ」
苦しむローズをいたぶるようにゆっくりと歩を進めるヴェスラ。ローズはその圧力に耐えるがズリッズリッっと足の裏が地面を擦りながら下がっていく。
灼熱の物体を抱き苦痛に顔をゆがめるローズ。敵の突進の勢いは止まったが、発する熱はどんどん上昇していて身体中の水分が沸騰してしまいそうだ。
「グェッヘッヘ、おらおらっ!もっと頑張らねえと後ろの建物がペチャンコになっちまうぞ」
「アギイイイイッッ」
苦しむローズをいたぶるようにゆっくりと歩を進めるヴェスラ。ローズはその圧力に耐えるがズリッズリッっと足の裏が地面を擦りながら下がっていく。
一方学校の方では怪獣と巨人の出現により大混乱、避難も進まずに校舎の中にはかなりの人数が取り残されていた。これ以上後ろに下がればヴェスラの高熱で中の人々にも影響が出るかもしれない、ローズは一歩も引かない決意で足に力を入れる。
だがバリアの光はどんどん弱まって熱は浸食していき、集中力も切れていく。まだ産まれて間もない守護者にこの熱を耐えきる術はまだない、いくら守護者から闘う知恵と力を受け取ったとはいえ精神の主体は咲良のままなのだから。
「そんなに後ろのゴミどもが大事かい、まあいいそろそろ楽にしてやるよ」
スウっとヴェスラは息を吸い込み、ほぼ密着した状態から灼熱の火球をローズに向けて吐きだした。
ゴウッ!
ローズは悲鳴を上げることも出来ずに火球をまともに喰らい、2体の巨人を中心に火柱が上がる。燃えさかる炎の柱、その地獄の中でローズはなにかに助けを求めるように手を天に向けてもがき苦しむ。
そして彼女の皮膚を喰らい尽くした時炎は消えた。原形はとどめていたものの美しかった半透明の皮膚は黒く焼け焦げてしまっていた。黒い塊となったローズはそのまま糸の切れた人形のように崩れ落ち地面に伏す。
「ふん、案外あっさりと決着が付いたみたいだな…」
黒い塊となったローズを一別したあとその横を通り、自分の燃料(エサ)となる人間が多くいるであろう校舎に向かって進み出す。
「ん?」
横を通り抜けていくときヴェスラは小さな違和感を感じた、死体の胸の宝石が光るのを感じたのだ。
(まさか…この状態で生きているというのか!?)
校舎への歩みを止めローズの方へ振り向くヴェスラ、この怪獣は見かけによらず慎重のようで、黒こげになっているローズをじっくり観察を始めた。
観察を始め数十秒経ったところで異変が起きる。はじめは身体の末梢部分で気がつかなかったが黒こげの皮膚が少しずつ元の輝きを取り戻し始めたのだ。そして胸の宝石が輝きを取り戻したとき、透き通るような半透明の身体に修復されていった。
「ほほう、これは凄いなまさかこんなへんぴな星にこんな奴がいたとは。気がつかなければ食事中に後ろからバッサリされてたぜ…だが運が悪かったな」
ヴェスラの言葉通り状況は好転していない、身体ははまだ途中までしか再生されておらず、何より意識が戻っていなかったのだ。
「さあて、このまま放っていくわけにもいかんなあ」
ヴェスラはローズが覚醒する前に何とかしようと考えながら辺りを見回すと、近くにある校庭が眼に入った。
「くくく…いい事思いついたぜ」
下品な笑いを上げながらローズの首根っこを咥え、そしてそのまま校庭の真ん中までローズを引きずり大の字にさせる。
「ほれ、お目覚めだぜ・・・お嬢ちゃんッ」
前足を高々と上げそのままローズの鳩尾に振り下ろす。
「ゲグボオォォッォッッッ!」
突然の衝撃に意識を取り戻すローズ、だがあまりの衝撃に呼吸が上手くできずお腹の中のものをすべてはき出したくなるような衝撃で全く身体を動かせない。
大の字のままピクピクと小刻みに震えて苦しむローズにヴェスラが歩み寄る。
「さあ、この星の屑ども見てるがいい。この星の守護者の破壊ショーだ!!!」
いまだ逃げ切れずに校舎に残っている人達はその声に反応して校庭に注目する。先ほどの戦闘でこのピンクの巨人は自分たちを守ってくれる存在だとは感じていた。
だがその守護者は地面に倒れ敗北者として処刑されようとしている、その事実をみているだけの人々の心は絶望に支配されていく。
「うう・・・く・・・」
ローズは痛みをこらえながら立ち上がろうと状態に力を入れる、だがヴェスラはそれを見逃さず右前足で胸を押さえ付けていた。
「ぐひひ、もう起き上がるだけでもいっぱいいっぱいみたいだな、全然力を感じないぜえ。まあ、動かれても厄介だから『溶接』してやらないとなあ」
右前足で胸を押さえながら左前足を高く振り上げる、そしてその重量級の足をローズの右手首へと振り下ろした。
メキメキメキッ―
粉砕音が周りの人々にも聞こえる、ローズは一瞬なにが起こったのかわからない顔だったが、すぐに痛みが全身を駆け巡り。
「ぎゃあああああああッッッッ!!!!」
抑え付けられていなければその場で転げ回りたい、絶叫しながらも痛みに耐えるローズ。右手首はひしゃげ手首より先の感覚はない。ヴェスラの前足はローズの手首ごと地面深くまで沈み込んでいた。
「これで終わりじゃないぜ・・・」
突然ヴェスラの左前足が真っ赤に輝き出し一気にその部分の温度が跳ね上がる。校庭の土もその熱に反応して溶けていき、その部分だけマグマのようなドロドロの液体へと変わっていく。
「アギアガガガガガアアアアアアアァァアアアアアアッッッ!!」
その温度はローズの腕をも沸騰させ、腕の先は半分溶解し周りの大地と融合していった。どのような理屈かはわからないがこれだけの高温でも周りの大気には影響していない、ピンポイントにローズの腕とその周辺の土だけを高温にしていた。
「お次はこっちの腕か」
そう言うと、ヴェスラは大きく息を吸い込み火球をローズの左肘に吐きかけた。
ジュウウウウウウウウウウウ
ローズの身体が焼ける音とともに左の腕もその熱で地面に張り付く、あまりの熱さにローズは意識を保つことが出来ず身体をピクピクと震わせながら泡を吹いていた。
「この星の守護神様の磔、いっちょあがりだ!大好きな星と一緒になれて幸せだろ」
両腕を大地に溶接され全く身動きが取れなくなったローズ、だがこれはまだ準備に過ぎない、ローズの悲劇は更に続く
だがバリアの光はどんどん弱まって熱は浸食していき、集中力も切れていく。まだ産まれて間もない守護者にこの熱を耐えきる術はまだない、いくら守護者から闘う知恵と力を受け取ったとはいえ精神の主体は咲良のままなのだから。
「そんなに後ろのゴミどもが大事かい、まあいいそろそろ楽にしてやるよ」
スウっとヴェスラは息を吸い込み、ほぼ密着した状態から灼熱の火球をローズに向けて吐きだした。
ゴウッ!
ローズは悲鳴を上げることも出来ずに火球をまともに喰らい、2体の巨人を中心に火柱が上がる。燃えさかる炎の柱、その地獄の中でローズはなにかに助けを求めるように手を天に向けてもがき苦しむ。
そして彼女の皮膚を喰らい尽くした時炎は消えた。原形はとどめていたものの美しかった半透明の皮膚は黒く焼け焦げてしまっていた。黒い塊となったローズはそのまま糸の切れた人形のように崩れ落ち地面に伏す。
「ふん、案外あっさりと決着が付いたみたいだな…」
黒い塊となったローズを一別したあとその横を通り、自分の燃料(エサ)となる人間が多くいるであろう校舎に向かって進み出す。
「ん?」
横を通り抜けていくときヴェスラは小さな違和感を感じた、死体の胸の宝石が光るのを感じたのだ。
(まさか…この状態で生きているというのか!?)
校舎への歩みを止めローズの方へ振り向くヴェスラ、この怪獣は見かけによらず慎重のようで、黒こげになっているローズをじっくり観察を始めた。
観察を始め数十秒経ったところで異変が起きる。はじめは身体の末梢部分で気がつかなかったが黒こげの皮膚が少しずつ元の輝きを取り戻し始めたのだ。そして胸の宝石が輝きを取り戻したとき、透き通るような半透明の身体に修復されていった。
「ほほう、これは凄いなまさかこんなへんぴな星にこんな奴がいたとは。気がつかなければ食事中に後ろからバッサリされてたぜ…だが運が悪かったな」
ヴェスラの言葉通り状況は好転していない、身体ははまだ途中までしか再生されておらず、何より意識が戻っていなかったのだ。
「さあて、このまま放っていくわけにもいかんなあ」
ヴェスラはローズが覚醒する前に何とかしようと考えながら辺りを見回すと、近くにある校庭が眼に入った。
「くくく…いい事思いついたぜ」
下品な笑いを上げながらローズの首根っこを咥え、そしてそのまま校庭の真ん中までローズを引きずり大の字にさせる。
「ほれ、お目覚めだぜ・・・お嬢ちゃんッ」
前足を高々と上げそのままローズの鳩尾に振り下ろす。
「ゲグボオォォッォッッッ!」
突然の衝撃に意識を取り戻すローズ、だがあまりの衝撃に呼吸が上手くできずお腹の中のものをすべてはき出したくなるような衝撃で全く身体を動かせない。
大の字のままピクピクと小刻みに震えて苦しむローズにヴェスラが歩み寄る。
「さあ、この星の屑ども見てるがいい。この星の守護者の破壊ショーだ!!!」
いまだ逃げ切れずに校舎に残っている人達はその声に反応して校庭に注目する。先ほどの戦闘でこのピンクの巨人は自分たちを守ってくれる存在だとは感じていた。
だがその守護者は地面に倒れ敗北者として処刑されようとしている、その事実をみているだけの人々の心は絶望に支配されていく。
「うう・・・く・・・」
ローズは痛みをこらえながら立ち上がろうと状態に力を入れる、だがヴェスラはそれを見逃さず右前足で胸を押さえ付けていた。
「ぐひひ、もう起き上がるだけでもいっぱいいっぱいみたいだな、全然力を感じないぜえ。まあ、動かれても厄介だから『溶接』してやらないとなあ」
右前足で胸を押さえながら左前足を高く振り上げる、そしてその重量級の足をローズの右手首へと振り下ろした。
メキメキメキッ―
粉砕音が周りの人々にも聞こえる、ローズは一瞬なにが起こったのかわからない顔だったが、すぐに痛みが全身を駆け巡り。
「ぎゃあああああああッッッッ!!!!」
抑え付けられていなければその場で転げ回りたい、絶叫しながらも痛みに耐えるローズ。右手首はひしゃげ手首より先の感覚はない。ヴェスラの前足はローズの手首ごと地面深くまで沈み込んでいた。
「これで終わりじゃないぜ・・・」
突然ヴェスラの左前足が真っ赤に輝き出し一気にその部分の温度が跳ね上がる。校庭の土もその熱に反応して溶けていき、その部分だけマグマのようなドロドロの液体へと変わっていく。
「アギアガガガガガアアアアアアアァァアアアアアアッッッ!!」
その温度はローズの腕をも沸騰させ、腕の先は半分溶解し周りの大地と融合していった。どのような理屈かはわからないがこれだけの高温でも周りの大気には影響していない、ピンポイントにローズの腕とその周辺の土だけを高温にしていた。
「お次はこっちの腕か」
そう言うと、ヴェスラは大きく息を吸い込み火球をローズの左肘に吐きかけた。
ジュウウウウウウウウウウウ
ローズの身体が焼ける音とともに左の腕もその熱で地面に張り付く、あまりの熱さにローズは意識を保つことが出来ず身体をピクピクと震わせながら泡を吹いていた。
「この星の守護神様の磔、いっちょあがりだ!大好きな星と一緒になれて幸せだろ」
両腕を大地に溶接され全く身動きが取れなくなったローズ、だがこれはまだ準備に過ぎない、ローズの悲劇は更に続く
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「今日も更新無いな・・・」と待ちわびてました。
腕を地面に融着・・・。
考えただけで辛そう。
楽しみにしてます^^