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2011/05/20
01:20:35
「あれ、私生きてる…?」
周りを見回すと目の前の景色がいつもと違っていた、いつも見慣れた学校の校舎はまるで特撮のセットように小さく見える。4階建ての校舎なのにそれが自分の目線より低く、周りに生えている公園の木々も自分の胸の位置より低いのだ。
そして次は自分の手足が眼に入る。ピンク色の半透明な身体、それはまるで全身がトルコグラスになったように見えるが柔らかく張りもある。その肌の上に白く薄い皮膜が下着のように浮かび上がり胸や股間など敏感な部分、手の甲、脚の脛など弱い部分を保護していて、淡いピンクの肌に白いラインが入り咲良のはっきりしたボディラインも相まってとても美しい。
髪の毛もピンク色で透き通り、それは一本一本が宝石で出来た糸のようで、いつもポニーにしている髪がほどけ背中までふわりとなびいている。顔は咲良の面影を残した彫刻のようになり、眼球はエメラルドグリーンに輝く海のような色に変化。胸には身体と同じ色のキレイにカットされていた宝石が埋め込まれ白い皮膜で縁取りされていて、宝石の輝きを強調していた。
周りを見回すと目の前の景色がいつもと違っていた、いつも見慣れた学校の校舎はまるで特撮のセットように小さく見える。4階建ての校舎なのにそれが自分の目線より低く、周りに生えている公園の木々も自分の胸の位置より低いのだ。
そして次は自分の手足が眼に入る。ピンク色の半透明な身体、それはまるで全身がトルコグラスになったように見えるが柔らかく張りもある。その肌の上に白く薄い皮膜が下着のように浮かび上がり胸や股間など敏感な部分、手の甲、脚の脛など弱い部分を保護していて、淡いピンクの肌に白いラインが入り咲良のはっきりしたボディラインも相まってとても美しい。
髪の毛もピンク色で透き通り、それは一本一本が宝石で出来た糸のようで、いつもポニーにしている髪がほどけ背中までふわりとなびいている。顔は咲良の面影を残した彫刻のようになり、眼球はエメラルドグリーンに輝く海のような色に変化。胸には身体と同じ色のキレイにカットされていた宝石が埋め込まれ白い皮膜で縁取りされていて、宝石の輝きを強調していた。
「私の身体どうなっちゃったの?」
混乱する咲良はその場でへたりこむが、そのせいで周りにある公園の木々がメキメキと音を立てて倒れていく。
そのとき胸の宝石が光り、頭の中になにかが流れてくる。自分がどうなったのか、戦い方や敵とはなにかが咲良の思考に刷り込まれていき全身に力が沸いてくる。
「私はこの星の守護者ジュエリアン・ローズ…そしておまえはこの星に災いをもたらすもの」
彼女はそうぽつりとつぶやくとすべてを理解し立ち上がり背後の黒い塊を敵と認識、身体は自然と次の行動を選択した。
「ハァァァァッ!」
今の自分より少しサイズが大きい黒い岩の塊の中心部分に力のこもった拳を叩き込んだのだ!
ゴキゴキ――
黒い塊全体にヒビが入る。よく男の人が指の関節の音を鳴らしているような音が聞こえ、その裂け目からドロドロと灼熱のマグマが垂れ見た目通りに熱を帯びていく。
「熱…ッ」
ローズの拳が溶岩に触れ瞬間的に手を引く、そして視線を外さないように距離を取り様子を見る。
垂れていく溶岩はどんどん大きくなり、それが頭と四肢を形成していく。背中は台形に盛り上がり、その姿は火山を背負った亀のようである。こいつは炭素生命体を餌として食い尽くし、また次々と生命のいる惑星を潰してきた凶悪な怪獣で、名前は溶岩獣ヴェスラという。
両者正対し、しばらくするとヴェスラの方から語りかけてきた。
「グェグェグェ、でめえいきなり殴りやがって…」
低く大地に響く地鳴りのような声。
「この星にゃあ小さくて燃えやすい炭素たっぷりの燃料がウジャウジャいるって聞いてきたんだが、どういうこった!こんな奴がいるなんて聞いてねえぜ!」
前足で地面を悔しそうに叩くヴェスラ、それだけで地面は震えていく。
「まあいい、まずはてめえを叩き潰してやる!」
ヴェスラは後ろ足に力を入れて大地を蹴る、一直線に突っ込んできた。見た目よりかなり速く、ヴェスラが通ったあとは木々や大地はその熱で黒こげになり、そんな塊がローズに迫ってきたのだ。
「こんな攻撃、当たらない!」
ローズは体操で鍛えた能力を生かしヴェスラの背中を飛び越える。空中でひねりを加えたため、着地したと同時にヴェスラの後ろをとることに成功した。
「イヤアアッ!」
七色の光の弾がヴェスラを次々と襲い爆発する、接近戦を挑めばおそらくその熱で身体を焼かれてしまうと判断したローズ、太陽の光を掌に集めて球状にして放つ光線技『フラッシュショット』で距離をとりながら闘う。
「チマチマ鬱陶しいわっ!」
ヴェスラはフラッシュショットの雨に打たれながらも旋回しローズの方に向き直り、そしてその口を開けると喉から高温に焼かれた岩の塊が発射される。速度はそれほど速くはない、おそらくローズの攻撃を止めるための攻撃だろう。
実際ローズはその弾を見極めていて回避行動をとろうとしていた、だがなぜかその足はぴたりと止まり。
「アアアアアアアアアアアッッ!!」
まともに火炎弾を腹に受けてしまう。直撃した箇所は焼け、透明な美しい肌は黒くに焦げ、身体が焼かれるいやな臭いが立ちこめる。ローズはたまらずその場で膝を突く。
「ん、どうした?」
威嚇のための攻撃があっさり当たり訝しがるヴェスラ。だがローズの後方を見て謎が解けにたりとばかりにニタリと笑う。
「そうか、そうか…グヘヘ」
ヴェスラはゆっくりと後ろ足に力を溜めてローズに狙いを定める。いくらダメージを与えたとはいえ相手に回復の猶予を与えているようなものだ。普通ならおそらくこの攻撃は避けられてしまうだろう。
だがヴェスラは知っているローズはこの攻撃を避けない事を。
「くたばれえええええええええええええっっ!!!」
ヴェスラの身体全体がマグマの塊のように煌々と輝く、その灼熱の塊がローズに向かい突進、いや正確にはローズの後ろの四角い建物に向かって。
ヴェスラの予想通りローズは動かず覚悟を決めたように手を広げ、大地を踏みしめ不動の覚悟でその灼熱弾を迎えようとする。
「グギャアアアアァァァァァァァァッッッッッ!!!!!」
断末魔の悲鳴
自分の身体よりも大きい灼熱の塊をまともに受け止めるローズ。掌、腕、胸…ヴェスラと接触した箇所はあまりの高熱で表面が溶けていく。衝撃を吸収するため身体の表面にバリアを張っていなければ消し炭にされていたかもしれない。
「アグアアァァ…」
バリア越しにも恐ろしいほどの熱が伝わって来て、ローズの身体を溶かし尽くそうと猛威を振るう。しかしローズは動かない。そうローズの後ろには咲良の通う学校があったのだ。
敗北編、勝利編へそれぞれ続く
混乱する咲良はその場でへたりこむが、そのせいで周りにある公園の木々がメキメキと音を立てて倒れていく。
そのとき胸の宝石が光り、頭の中になにかが流れてくる。自分がどうなったのか、戦い方や敵とはなにかが咲良の思考に刷り込まれていき全身に力が沸いてくる。
「私はこの星の守護者ジュエリアン・ローズ…そしておまえはこの星に災いをもたらすもの」
彼女はそうぽつりとつぶやくとすべてを理解し立ち上がり背後の黒い塊を敵と認識、身体は自然と次の行動を選択した。
「ハァァァァッ!」
今の自分より少しサイズが大きい黒い岩の塊の中心部分に力のこもった拳を叩き込んだのだ!
ゴキゴキ――
黒い塊全体にヒビが入る。よく男の人が指の関節の音を鳴らしているような音が聞こえ、その裂け目からドロドロと灼熱のマグマが垂れ見た目通りに熱を帯びていく。
「熱…ッ」
ローズの拳が溶岩に触れ瞬間的に手を引く、そして視線を外さないように距離を取り様子を見る。
垂れていく溶岩はどんどん大きくなり、それが頭と四肢を形成していく。背中は台形に盛り上がり、その姿は火山を背負った亀のようである。こいつは炭素生命体を餌として食い尽くし、また次々と生命のいる惑星を潰してきた凶悪な怪獣で、名前は溶岩獣ヴェスラという。
両者正対し、しばらくするとヴェスラの方から語りかけてきた。
「グェグェグェ、でめえいきなり殴りやがって…」
低く大地に響く地鳴りのような声。
「この星にゃあ小さくて燃えやすい炭素たっぷりの燃料がウジャウジャいるって聞いてきたんだが、どういうこった!こんな奴がいるなんて聞いてねえぜ!」
前足で地面を悔しそうに叩くヴェスラ、それだけで地面は震えていく。
「まあいい、まずはてめえを叩き潰してやる!」
ヴェスラは後ろ足に力を入れて大地を蹴る、一直線に突っ込んできた。見た目よりかなり速く、ヴェスラが通ったあとは木々や大地はその熱で黒こげになり、そんな塊がローズに迫ってきたのだ。
「こんな攻撃、当たらない!」
ローズは体操で鍛えた能力を生かしヴェスラの背中を飛び越える。空中でひねりを加えたため、着地したと同時にヴェスラの後ろをとることに成功した。
「イヤアアッ!」
七色の光の弾がヴェスラを次々と襲い爆発する、接近戦を挑めばおそらくその熱で身体を焼かれてしまうと判断したローズ、太陽の光を掌に集めて球状にして放つ光線技『フラッシュショット』で距離をとりながら闘う。
「チマチマ鬱陶しいわっ!」
ヴェスラはフラッシュショットの雨に打たれながらも旋回しローズの方に向き直り、そしてその口を開けると喉から高温に焼かれた岩の塊が発射される。速度はそれほど速くはない、おそらくローズの攻撃を止めるための攻撃だろう。
実際ローズはその弾を見極めていて回避行動をとろうとしていた、だがなぜかその足はぴたりと止まり。
「アアアアアアアアアアアッッ!!」
まともに火炎弾を腹に受けてしまう。直撃した箇所は焼け、透明な美しい肌は黒くに焦げ、身体が焼かれるいやな臭いが立ちこめる。ローズはたまらずその場で膝を突く。
「ん、どうした?」
威嚇のための攻撃があっさり当たり訝しがるヴェスラ。だがローズの後方を見て謎が解けにたりとばかりにニタリと笑う。
「そうか、そうか…グヘヘ」
ヴェスラはゆっくりと後ろ足に力を溜めてローズに狙いを定める。いくらダメージを与えたとはいえ相手に回復の猶予を与えているようなものだ。普通ならおそらくこの攻撃は避けられてしまうだろう。
だがヴェスラは知っているローズはこの攻撃を避けない事を。
「くたばれえええええええええええええっっ!!!」
ヴェスラの身体全体がマグマの塊のように煌々と輝く、その灼熱の塊がローズに向かい突進、いや正確にはローズの後ろの四角い建物に向かって。
ヴェスラの予想通りローズは動かず覚悟を決めたように手を広げ、大地を踏みしめ不動の覚悟でその灼熱弾を迎えようとする。
「グギャアアアアァァァァァァァァッッッッッ!!!!!」
断末魔の悲鳴
自分の身体よりも大きい灼熱の塊をまともに受け止めるローズ。掌、腕、胸…ヴェスラと接触した箇所はあまりの高熱で表面が溶けていく。衝撃を吸収するため身体の表面にバリアを張っていなければ消し炭にされていたかもしれない。
「アグアアァァ…」
バリア越しにも恐ろしいほどの熱が伝わって来て、ローズの身体を溶かし尽くそうと猛威を振るう。しかしローズは動かない。そうローズの後ろには咲良の通う学校があったのだ。
敗北編、勝利編へそれぞれ続く
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